お彼岸でいい子になろう!

みんなは春・秋のお彼岸にお墓参りして、ほとけさまやご先祖さまにかんしゃのおいのりをしているかな?〝おいのりしてるよ〜〟だって?みんな、えらいね〜!じゃあ、お彼岸って何か知ってる?〝知らない?〟じゃあ、ぼくが教えてあげるよ〜。

☆お彼岸(ひがん)ってなぁに?

お彼岸には秋のお彼岸と春のお彼岸があるんだよ。

春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになるんだ(中日)。お彼岸はその前後3日を合わせた7日間のことなんだよ。

☆なぜお彼岸にお墓参りに行くの?

ほとけさまの教えでは、ごせんぞさまやほとけさまがいらっしゃるさとりの世界(彼岸・ひがん)と、ぼくたちが住んでいるこの世界(此岸・しがん)に別れているんだ。太陽が真西に沈むときが、2つの世界がもっとも近づくと考えられているから、お彼岸にお墓参りに行って、ごせんぞさまにありがとうと言うんだよ。そして、迷いや悩みがやわらぐよう、かんしゃのいのりをささげ、ぼくたちもほとけさまのようによい子になるための努力をするんだよ。

☆6つ約束

ほとけさまの教えではよい子になるために、6つの約束があるんだよ。昔からお彼岸にがんばって守る約束っていわれてきたんだよ!

このほとけさまとの6つの約束を守れば、みんなよい子になれるんだ。よい子はほとけさまやごせんぞさまが守ってくれるんだよ。

※6つの約束は、仏教(ぶっきょう)の修行(しゅぎょう)「ろくはらみつ(六波羅蜜)」がもととなっているんだよ。

ろくはらみつは「ふせ(布施)」「じかい(持戒)」「にんにく(忍辱)」「しょうじん(精進)」「ぜんじょう(禅定)」「ちえ(智慧)」の6つの修行のことをいうんだよ。